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光秀ゆかりの滋賀院門跡

歴代天台座主が暮らした本坊。本門跡は、元和元年(1615年)に江戸幕府に仕え「黒衣の宰相」とも称された天台宗の僧「天海」が、後陽成天皇から京都法勝寺の建物を下賜され、里坊旧跡であった門跡を再建。

 

明智光秀のフィクション作品でも、時折、光秀と同一人物として扱われるのがこの天海ですが、延暦寺の再興にも尽力した大僧正のお坊さまです。

石垣に囲まれた広大な敷地には内仏殿や書院が立ち並び、狩野派の障壁画や小堀遠州の庭園でも知られます。

 

そう言えば今日の報道で「敵は本能寺にアリ」だけども、「秀光ハ鳥羽ニヒカエタリ」との家臣証言、金沢の古文書に記述されていたことが判明したとのことです。

 

静寂のお庭を存分に鑑賞しながら、歴史の謎、光秀の心情を考察するのもいいでしょう。

 

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●滋賀院門跡 

●天台宗

●ご本尊:薬師如来さま