新緑が眩しい北山の宗蓮寺

宗蓮寺(そうれんじ)。北山の里の周辺の檀家さんが北山杉の文化を守ろうと60余株の台座(台杉)の庭園を造園、また、住職が山から一株一株集めて丹精込めて育てた可憐な秋明菊が咲く10月中旬は、この山寺が華やいます。

秋明菊は30年ほど前までは、貴船川の畔で群生していたため「貴船菊」とも呼ばれていますが、現在では絶滅の危機に瀕し、特に薄紅色の原種は幻の花となります。

 

 

このところの輸入木材のサプライチェーンの毀損で、輸入木材価格が高騰、元々、付加価値の高い高級木材の北山杉も良い意味で値が保たれてきています。

台杉のような木材の需要も高まることも、文化継承には重要となると思われます。

 

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●宗蓮寺(そうれんじ) 1573年、室町時代円誉上人によって開山と伝承

●北山中川の里にある浄土宗の古刹