京都ミステリー&パワースポット
平安京の時代には、当然、電気的な光はなく、日が西山に落ち、半時もしない内に、京の町は漆黒の世界と化したことでしょう。羅城門から船岡山へ続く京のメインストリート・朱雀大路の往来も、日暮れと共に、人通りも徐々に少なくなっていき、午前0時を回る頃には、魑魅魍魎が百鬼夜行の闊歩をしていたことでしょう。船岡山西麓は、当時、風葬の葬送地であったことを考えると容易に当時の様子が想像できます。
陰陽師・晴明などは丑の刻に船岡山に登り、南に開けた頂上から羅城門に向け、気を放ち、悪さをする百鬼夜行の妖怪の類たちを鎮めていたことでしょう。あるいは、今では賑わいを見せる三条河原周辺は、歴史を知っていれば誰もが知る処刑場であった等々、平安京の闇の部分が見え隠れする魔界の地、京都。今でも多くの遺構などが残り、引き継がれています。
興味本位だけでなく、死者やその魂、ご先祖さまに敬意をもって訪れてほしいものです。
●将門岩
京の北東に聳える比叡山・四明岳(しめいがだけ)の頂上にある岩の上より都を見おろして天下制覇の野望を起こしたと伝えられている平将門。今でも京都人は、将門の生き霊が比叡の頂きに漂っているように思い、災いは鬼門の方向からやってくると信じています。朝夕には、比叡 の頂きを眺めては手を合わせます。今でもその岩を将門(まさかど)岩と呼ぶ。
●膏薬図子
四条通から綾小路通に抜ける狭い路地にある小さな祠。「神田神宮」という立派な標札が掲げられています。平安中期、天慶の乱に敗れ討死した平将門の首は京にもたらされ、四条河原でさらし首となるが、空也上人はこれを弔うため厨子を作られた場所。空也供養の厨子がなまって「こうやくのずし」になったと云われています。平将門の恐ろしい怨霊伝説を鎮めるために祀ったものと伝えられる小祠、京の鬼門に向いています。
●一条戻橋
安部晴明神社から京を南北に通る堀川通を挟んで東側にある小さな橋。
川の水は、現在、申し訳ない程度しか流れていません。
この橋の名の由来は、平安時代、この橋で父の葬列に出会った若者(清明)が、棺にすがって祈ったところ父が蘇生したという伝説からのもの。戦時中、出征兵は、無事の帰還を託し、ここから戦地に赴いたそうです。出戻りにならないためにも婚約女性は通らない方が無難でしょう。
●晴明神社の紋と式神
晴明桔梗紋印。一筆の線描きで描ける五つ星。一方、式神は陰陽師が意のままに操れる鬼神。星は神秘の象徴。満天に輝く星空の下、陰陽師が羅城門や船岡山などで式神を使い、当時の天皇や貴族の栄枯盛衰の占いをしていたことは容易に想像できます。そんな占いの場所は、生界と死界の境目の霊界スポットです。
●六道珍皇寺・清涼寺
六道さんの名で親しまれ、お盆の精霊迎えに参詣するお寺として名高い六道珍皇寺。
ここの鐘楼の音が多くの亡者をこの世に呼び寄せ、そして送り火で冥土に帰って行ったことでしょう。
このお寺で縁のある人物は、京では著名な小野篁(おののたかむら・802年~852年)卿。嵯峨天皇に仕えた平安初期の官僚(従三位参議)で不思議な賢人。子孫には小野小町などもいます。
本堂裏手にある小野篁が冥土通いの入り口にしたという井戸(非公開ですが本堂横の木戸越しにのぞくことができます)ここが冥土の入り口で、出口は嵯峨釈迦堂(清涼寺)近辺の井戸。
近くには若妻が子供を育てるために飴を買いに来たという、悲しくもあり、少し怖く、心温まる話、「幽霊子育飴」。お立ち寄りください。
●深泥が池
幽霊スポットとして有名なところ。タクシードライバーの遭遇話や時折、目撃したとの風の便りで話題になります。周辺には葦が茂り、自然生物の宝庫の地です。
●賽の河原
幽霊たちの社交場。生界と死界の境目。平安京の京にもそんな葬送の場所が多くありました。西大路四条をより西の一帯がそんな場所の一つ。現在の西院(サイイン、又はサイ)。高山寺には無縁仏も葬られています。
●首塚大明神
京都市から亀岡市へ向かう国道9号線の老ノ坂峠にある首塚大明神。平安時代に源頼光等によって征伐された酒呑童子の首が埋められた場所として伝えられています。
この酒呑童子は、丹波国の大江山、または京都と丹波国の国境の大枝(老の坂)に住んでいたとされる鬼の頭領で、酒が好きだったことから、部下たちからこの名で呼ばれたと云われています。酒呑童子の首が葬られたという土盛りの場所があります。
●貴船神社、奥の宮
元祖、牛の刻参りの地。周辺は深夜、俗世界から取り残されたと錯覚する程、闇と静寂に包まれます。丑の時参りの地でもあり、人の恨みが一番怖いものです。奥宮のさらに奥の貴船山の中腹には、山を守るお地蔵さまがお守りされています。また、「ナナフシ」というまか不思議な昆虫も生息する地。
なお、途中、鞍馬街道の静市、小野小町の終焉の地と云われる補陀落寺があり、この近くで喪服の女性の幽霊が出たことで地元の新聞にも掲載されました。
●鞍馬山 魔王尊像
鞍馬天狗の里、鞍馬寺、鞍馬弘教。本尊は「千手観音」「毘沙門天」「魔王尊」の三位一体で構成され、総称「尊天」。「魔王尊」は、650万年前に金星から地球に飛来したとされ、「尊天とは総ての生命の生かし存在させる宇宙エネルギー」。尊天パワーが集中する霊山として、鞍馬山全体が聖域で、その神秘性と魔界性が多く宿る場所です。
*この章での写真での紹介、掲載は行いません。Blogではここでの掲載分も含めて、随時ご紹介します。
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