京都のお隣、東に位置する滋賀、その中央にある日本で最大の面積と貯水量を誇る日本人の母なる湖「琵琶湖」。

 

その歴史は有史以前まで遡る古代を起源。そして、その生態系は多様でラムサール条約にも登録されています。

 

観光エリアでは、比叡山に加えて琵琶湖を中心に西側「湖西」と南の「湖南」、東の「湖東」などがあります。

 

古刹ファンにも人気のお寺の桜、紅葉の観光スポットです。琵琶湖周辺の世界へご案内させていただきます。

 

【湖東地区】

 ・湖東三山『西明寺』『金剛輪寺』『百済寺』、いずれも天台宗のお寺。新緑、紅葉が素晴らしい山寺です。

     『西明寺』:寺伝によれば平安時代初期三修上人の創建。修験道の霊山として伊吹山の開山上人と伝えられる伝説化した行者。

   『金剛輪寺』:寺伝によれば聖武天皇の勅願で奈良時代の僧・行基の開創。行基上人は東大寺の「四聖」の一人。

   百済寺』:寺伝によれば飛鳥時代、推古14年(606)に聖徳太子建立。百済龍雲寺に習い建てたので百済寺と号し近江最古の古刹。

  ・『永源寺』:山モミジが美しい紅葉の山寺、臨済宗永源寺派本山。開山は寂室元光、生涯黒衣の平僧で過ごしこの寺に隠棲。

永源寺の参道、マスク姿のお地蔵さんがお出向い 京都観光タクシー 英語通訳ガイド 永田信明
アベのマスク姿のお地蔵さん お鼻もしっかり隠しましょう!

  ・『彦根城』:桜映えの城下町。天守、附櫓(つけ・やぐら)及び多聞櫓(びたもん)は国宝、天守が国宝指定の5城のうちの一つ。

  ・『多賀大社』:「伊勢へ七度、熊野へ三度、お多賀さまへは月参り」のお多賀さん、「お多賀杓子(おたがじゃくし)」を授受。

 ・『近江八幡』:天下布武の安土城跡や土蔵が並ぶ八幡堀、新町通りなど当時の繁栄を忍ばせる近江商人発祥の地の散策。 

 

 【湖西地区】

 ・『浮御堂』:近江八景の一つ「堅田の落雁(らくがん)」で著名な名勝地。

母なる湖「琵琶湖」に浮かぶ浮御堂  京都観光タクシー 英語通訳ガイド 永田信明

 ・『三井寺』(正式:園城寺(おんじょうじ)、天台寺門宗総本山)。

      天智、天武、持統の三天皇の産湯使われたと云う井戸に由来。また、平等院、神護寺の梵鐘と共に日本三銘鐘の一つ

 滋賀院』:天台宗の長、延暦寺の住職でもある天台座主の御座所。滋賀院御殿とも称す格式あるお寺。小堀遠州のお庭は見事。

 西教寺』:「麒麟がくる」の明智光秀が加護し、妻熙子(ひろ子)が眠る菩提寺。「明智の妻こそ天下一の美女」という噂。

 ・『近江神宮』:大津京跡に鎮座。

  天智天皇6年(667年)に飛鳥から大津京に遷都した由緒に因み、紀元2600年の佳節の1940年、天智天皇を祭神として創祀。

歴史ロマンの地 大津京 京都観光タクシー英語観光タクシー 永田信明
わずか5年の遷都 大津京跡

 ・『小野篁神社』:平安京のスーパースター小野篁(おののたかむら)を祭る神社。篁、妹子、道風など小野一族を生んだ小野地区。

【湖南地区】

   ・『石山寺』本堂は珪灰石の巨岩盤の上に建ち、これが寺名の由来。蜻蛉日記、更級日記、枕草子などの古典にも登場する名所。

   ・『常楽寺』長寿寺』『善水寺』湖南三山、天台宗の古刹。創建は奈良天平時代まで遡り、秋の紅葉は趣ある佇まい。

   ・琵琶湖の生態系を学習、体感できる『琵琶湖博物館』、夏の森のハスの水生植物公園『みずの森』お奨め。


【忍者の里 甲賀】

・三重県伊賀と滋賀県甲賀は「忍者発祥地」。東に鈴鹿山脈、西に笠置山地に囲まれた山間の地域。

・時の権力者の亡命地で、また大和街道や東海道が通る東西交通の要衝で、軍事的にも重要な地域。

・戦国時代には、彼らは伊賀衆、甲賀衆と呼ばれ、自らの地を自らの力で守る自治が発達した地域。

油日(あぶらひ)神社:

 大昔、油日岳(東に位置)の頂上にたいへん明るい光(大光明)が発し、油日大明神が降り立ったという伝説。

 楼門・回廊・拝殿・本殿が一直線に整然と並んでいます。いずれも重要文化財指定。時代劇等のロケ地としても有名な神社。


【MIHO MUSEUM ・ 佐川美術館・信楽の里】

・ミホミュージアム:

  桃源郷の森に佇む私立美術館。ギリシア、ローマ、エジプト、中近東、中国、日本などの幅広い地域と時代の有数コレクション。

 

・佐川美術館:

 敷地は大部分が水庭、水の上に浮かぶように見える2棟の切妻屋根の展示館。日本画家・平山郁夫と彫刻家・佐藤忠良の作品が中心

狸の棲む里 京都観光タクシー 永田信明
信楽の里 狸の置物

・信楽陶器まつり:

 毎年10月8日から10日の3日間開催。通常より2~3割引きでお徳感。八相縁喜のおタヌキさんでいっぱい。