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仏教伝来の地・歴史ロマンの奈良桜井

歴史ロマンの満載の奈良県桜井市
初瀬川(大和川)流域の桜井市金屋付近

奈良桜井市、今日まで弥生時代や古墳時代の前方後円墳などの古墳が多く残る地で、ヤマト王権の中心地であったと考えられ、宗教的にも歴史が深く古代信仰の形体を知る上でも歴史ロマンが満ちた地域です。

 

日本で最も古い神社の一つとも云われる三輪の大神神社、初瀬の長谷寺、多武峰の談山神社、等弥神社や、“三人寄れば文殊の知恵”で知られる日本三文殊の一つ、安倍文殊院など由緒ある社寺が数多く点在。

 

山の木々や空気、地下水に降りそそぐ自然のエネルギーや御神気を浴びることで、おのずと免疫力も高まることでしょう。 

 

NHK番組「やまと尼寺 精進日記」もこの地にあります。ご住職、副住職、お手伝いの三人の女性、笑いが絶えない自然体の姿に癒される人が多いようです。

三輪明神大神(おおみわ)神社、三輪町にある日本で最も古い神社の一つ。ご神体は三輪山の麓に拝殿があり、自然そのものを崇拝する古神道が息づいているパワースポット。

 

古くから酒の神とされ、全国の酒蔵が信仰する神社で酒あるところに聖水あり、昔から日本酒は百薬の長。ちなみに江戸時代の名君として知られる上杉鷹山公のゆかりの地、山形米沢市の伝統酒蔵「東光」には、この神社の分社が安置されています。

 

また、この地の特産「三輪素麺」は、素麺作りの守護神とされ、三輪地方は素麺発祥の地と云われます。

 

神社境内の三輪山への登山口にある狭井(さい)神社には、神水の井戸があり、ここから湧き出る水は「薬水」と呼ばれ、これを飲めばいろいろな病気が治るとも伝わります。今では名だたる製薬会社の燈籠も点在します。

 

早期に疫病退散なることを祈願してきました。

 

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●三輪明神大神神社

●ご祭神:大己貴神(おおなむちのかみ)の和魂(にきみたま)の大物主神(おおものぬしのかみ)

●ご本尊:本尊丈六子安延命地蔵さま

聖林寺(しょうりんじ)、和銅5年(712)、妙楽寺(現在の談山神社)の別院として、藤原鎌足の長子である定慧(じょうえ)によって創建。

 

本堂に入るとまず目に飛び込んでくる、江戸時代の作のご本尊「丈六子安延命地蔵」さま。丈六(立像で一丈六尺)といことなので八尺(約2.4m)の大きな石像。

そのインパクトは、体に比べ顔の大きさにあうようです。「きれ長で半眼、厚ぼったい瞼、ふくよかな唇、優しい鼻筋・・・この顔をうけてたつ豊かな体」も、観音さまらしい気高さがあります。安産と子授けに信仰深いお山です。

 

また、天平彫刻の傑作の一つ、木心乾漆十一面観音立(国宝)は、京都学派の哲学者、和辻哲郞先生が著書「古寺巡礼」の中でも絶賛。現在でも造立当時の姿のまま安置。現在でも造立当時の姿のまま安置。

 

多武峰山麓の中腹に位置するため、境内からは三輪山や箸墓(はしはか)古墳をはじめとする大和盆地を一望のもとに見渡すことができます。

 

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●聖林寺 真言宗室生寺派、開山は定慧(じょうえ)と伝承。

●山号:霊園山(りょうおんざん)

●ご本尊:丈六子安延命地蔵菩薩さま

●国宝、木心乾漆十一面観音立像を所蔵

談山神社(たんざんじんじゃ)、大化改新の中心人物の藤原鎌足を祀る神社。

国の政治を欲しいままにしていた蘇我蝦夷(そがのえみし)、入鹿(いるか)の親子を討伐し、政治を改革しようとした中大兄皇子(天智天皇)と中臣鎌足(藤原鎌足)が西暦645年5月に藤の咲き乱れる多武峰に登り日本国天皇制の礎となる「大化の改新」の談合を行った地。

後にこの標高は566mの山を「談い山(かたらいやま)」、古くから談所ヶ森と呼ばれ、また神社の社号の起こりとなりました。

 

本殿・拝殿などの華麗な社殿や日本唯一の木造十三重塔とともに、桜や紅葉など四季通じて楽しめるところです。

また、例年、春(4月29日(昭和の日))と秋(11月3日(文化の日))に十三重の塔」の下で行われる蹴鞠祭が催されます。

 

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●談山神社、多武峰(とうのみね)にある旧社格は別格官幣社。現在は神社本庁の別表神社。

●神仏分離以前は「多武峯妙楽寺(とうのみねみょうらくじ)」と称するお寺