RIMPA 2015

2015年は本阿弥光悦が元和元年(1615)に家康から鷹峯の地を拝領した年から400年、弟子の尾形光琳の三百回忌の節目の年。「琳派」は本阿弥光悦と俵屋宗達を創始とし、尾形光琳・乾山の兄弟などがそれを発展させた技法。

 

尾形光琳ゆかりのお寺「妙顕寺」(裏千家のそのまた裏にある日蓮宗のお寺)では、光琳の命日6月2日に追善法要も実施されました。

 

今回は10年来のお客様のご依頼で「百人一首と琳派」を中心に巡りました。

 

一日目

「梅の宮大社、大覚寺、仁和寺、法金剛院、鳴滝(松尾芭蕉)と乾山の窯跡」。

 

2日目

「奈良室生寺、大野寺(弥勒菩薩の磨崖仏)、円成寺(運慶作の大日如来)」。

なかでも円成寺(えんじょうじ)は歴史が息づいた境内を独り占めに出来る束の間の幸せを感じられる古寺で、好きなお寺の一つです。

 

生きた時代が異なるにも関わらず、琳派という流れを受け継ぐ芸術。京都の自然美を的確に捉えているからこそ成せる業と云われています。